サイドビジネスは、働き方改革の影響もあり、本業以外に収入を得る手段として、近年注目を集めています。
主に「収入を増やしたい」「スキルアップしたい」「将来に備えたい」といった動機から、サイドビジネスを始めることが多数です。
しかし、いざサイドビジネスを始めようにも、どのような仕事があるのか、自分に何が向いているのかがわからず、迷ってしまう方もいるかもしれません。
そこで本記事では、数あるサイドビジネスの中から、おすすめを厳選してご紹介します。サイドビジネスを始めようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
サイドビジネスとは?
サイドビジネスは、会社員やアルバイトなどの本業以外で収入源を得るための仕事を指し、副業と同じ意味で使われています。
また、厚生労働省が公表している「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」によると、サイドビジネスをしている方の割合は全体で9.7%と、およそ10人に1人が取り組んでいます。
加えて、近年では副業を解禁する企業が増えており、今後もサイドビジネスを行う方は増えていくでしょう。
サイドビジネスの種類
サイドビジネスは「労働型」「スキル型」「ストック型」の3種類に分けられます。
まず労働型は、労働力をお金に変える働き方で、具体的にはフードデリバリーやデータ入力、家事代行などです。
労働型は、特別なスキルがなくとも始められますが、働き続けなければ収入を得られません。
次にスキル型は、Webライティングやプログラミングなど、自分のスキルをいかした成果報酬型の仕事です。
働いた成果に応じて収入を得られますが、前述の労働型と同じく働き続けなければなりません。
最後のストック型は、アフィリエイトをはじめとした広告収入など不労所得になり得る仕事で、スキルを活用して仕組みを作れば、稼働しなくとも収入が入ってきます。
しかし、ストック型は仕組みを作るまでに時間がかかる上、時代の変化によって稼ぐことが難しくなる場合もあります。
一例としてアフィリエイトは、かつては個人でも比較的高収入を得やすかったですが、近年では企業メディアが台頭し、個人が生活できるほど稼ぐことは難しくなりました。
どのような働き方でもメリット・デメリットがあるため、仕組みや内容を十分に理解した上で選択しましょう。
サイドビジネスのメリット
サイドビジネスは、本業以外の収入による経済的な余裕、未知の分野での新たな人脈やスキル習得の機会などさまざまなメリットがあります。
このようなメリットについて、詳しく解説します。
収入が増える
サイドビジネスで収入が増えることは、特に大きなメリットです。厚生労働省が公表している「副業・兼業に係る実態把握の内容等について」によると、サイドビジネスを始めた理由について「収入を増やすため」と回答した割合が最も高く、56.6%にまで上っています。
本業以外の収入源を作ることで、生活水準の向上や貯蓄の増加につながります。また、経済面に余裕が生まれ、精神的な安定も得られるでしょう。
さらに、収入増加は病気や事故による突発的な出費への備えにもなるため、より余裕を持った生活が可能となるでしょう。
知識やスキルが身につく
サイドビジネスを通じて、知識やスキルが身につくこともメリットです。本業とは異なる仕事を経験することで、これまで知らなかった業界や分野への理解を深められます。
例として事務職の方が、サイドビジネスで物販販売をすると、物流や商品の魅力を伝えるマーケティングの知識が身につきます。また、事務職の経験は、在庫管理や発送業務で役立ちます。
このように新しい知識やスキルを得ることはもちろん、既に身についているスキルを伸ばしていくことも可能です。
人脈が広がる
サイドビジネスは人脈を広げることにもつながります。
多様な価値観や知識を持つ方と交流する機会が増えることで、業界や分野への理解を深められます。
同じサイドビジネスをしているのであれば、情報交換や相談が可能です。一方、異なるサイドビジネスをしている相手なら、新しい視点やアイデアを得られることもあるでしょう。
このような出会いは本業だけでは難しいため、サイドビジネスのメリットと言えます。
時間を有効に利用できる
就業時間を自分で決められるサイドビジネスを選ぶと、本業の合間にある空き時間を有効活用できます。
就業時間外に予定がない方の中には、空白の時間にストレスを感じることがあるかもしれません。しかし、サイドビジネスを行っていれば、副収入を得たり、プライベートにはない刺激を受けられます。
このように空白の時間を削減できる一方で、疲労がたまりやすくなるため、体調を崩さないよう休息を取りながら取り組みましょう。
おすすめのサイドビジネス12選
サイドビジネスを始めるならば、本業と両立しやすく、余裕を持って継続できるものがおすすめです。しかし、サイドビジネスは多種多様で、どれを取り組むべきか迷う方もいるでしょう。
そこで、ここからはおすすめのサイドビジネスを12種類紹介します。
買取フランチャイズ
買取ビジネスとは、顧客が持参した貴金属やブランド品などを買取り、現金化するビジネスのことです。その中には、経営ノウハウやブランドを活用できるフランチャイズを募集している企業もあります。
買取フランチャイズであれば、店舗運営に必要なノウハウを提供してもらえるため、未経験でもスムーズに開業可能です。
一見すると、時間に制約があるためサイドビジネスには向いていないように思えますが、雇用したスタッフに日常業務を任せることで、サイドビジネスとして取り組めます。
また、買取ビジネスの市場規模は年々成長しており、2025年には約3.5兆円規模に拡大すると予想されています。
そのため、市場規模が大きい業界でサイドビジネスをしたい方におすすめです。
物販販売
物販販売とは、商品を直接消費者に販売するビジネスのことです。店舗で直接販売するだけでなく、オークションサイトやフリマアプリなどのプラットフォームを利用した販売も含まれます。
インターネット販売であれば、どのような時間でも商品を販売することができます。物件費用や人件費を抑えられる上、実店舗のように営業時間に縛られません。物販販売の中でも、特におすすめできる事業形態と言えるでしょう。
取り扱える商品は、衣料品やアクセサリー、家電製品など多岐に渡ります。ハンドメイド商品を作り、販売してもよいでしょう。
フードデリバリー
フードデリバリーは、顧客が飲食店に注文した商品を指定された場所に届けるサービスのことです。近年ではUber Eatsや出前館といったプラットフォームが一般的です。
フードデリバリーは配達アプリの操作に必要なスマートフォンと、配達先への移動に使用する自転車かバイク、商品を入れる保温・保冷バッグがあれば始められます。
また、稼働時間は自分で自由に決められるため、好きなときに収入を得られます。時間的制約がほとんどないため、サイドビジネスにおすすめです。
ライブ配信
ライブ配信は、スマホやパソコンを使用し、リアルタイムで動画を配信するサービスです。視聴者とのコミュニケーションを通じてファンを獲得することで、収益化を目指せます。
近年では、YouTube LiveやInstagram Live、SHOWROOMなど、さまざまなプラットフォームでライブ配信が可能です。
一例としてYouTube Liveでは、チャンネル登録者数、総再生時間などの条件を満たし、収益化の申請が受理されると「スーパーチャット」が利用できます。スーパーチャットは、手数料を差し引いた金額を配信者に贈れる投げ銭機能であり、多くの配信で利用されています。
動画作成・切り抜き編集
動画作成は、YouTubeなどの動画サイトで自身のチャンネルを開設し、オリジナル動画を作成・投稿するビジネスです。
企画・撮影・編集・投稿を通して、自分の得意なことや興味のあることを発信し、広告収入や企業案件などで収入を得ます。
さらに、近年注目を集めているのが、既存の動画コンテンツを短く編集する「切り抜き編集」です。
前述のライブ配信や長い再生時間の動画の中から、特に面白い部分や注目を集めそうなシーンをショート動画や10分程度にまとめた動画を投稿します。
切り抜き動画には、クリエイターが自分の動画を切り抜くケースと、元の動画のクリエイターから許可を得た第三者が編集し、発信するケースがあります。
後者の場合は、収益化によって得られた利益を、切り抜き元のクリエイターと分配することが一般的です。
切り抜き動画が拡散されることで、チャンネルの再生数や登録者数が増えることも多いため、クリエイター側にもメリットがあります。
コンサルティング
コンサルティングは、企業や組織が抱える課題を解決するために、専門的な知識や経験から提案を行う仕事です。
主に現状分析や情報収集を基に戦略を策定し、実行支援を行います。
サイドビジネスにできないと思えるかもしれませんが、スポット案件もあるため、隙間時間を利用してコンサルティングが行えます。
しかし、長期間のコンサルティング経験や専門性が求められるため、サイドビジネスとしての難易度は高めです。
Webライティング
Webライティングは、Webサイトやブログに掲載する記事を、クライアントの要望に応じて執筆する仕事です。
パソコンとインターネット環境があれば場所を選ばず、ほとんどの場合、労働時間を自由に設定できます。そのため、本業と両立しやすくサイドビジネスとして人気があります。
クラウドソーシングサイト等で、初心者向けの案件も豊富に見つけられるため、未経験からでも始めやすく、文章を書くことが好きな方に適しています。
なお、SEO(検索エンジン最適化)の知識や金融・不動産など、特定の分野に関する専門知識を身につけると、高単価案件の獲得も可能です。
データ入力
データ入力は、パソコンを使用してWordやExcelに指定された情報を入力する仕事です。WordやExcelなどの操作やタイピングができれば、未経験からでも比較的簡単に始められます。
クラウドソーシングサイトに仕事の案件が豊富にあることも特徴の1つです。隙間時間を使って作業できるため、時間を有効活用したい方におすすめです。
しかし難易度が高くないことから、1件あたりの収入は少ないため、高収入を得たい方はほかのサイドビジネスを検討するとよいでしょう。
家事代行
家事代行は、依頼主の自宅に訪問して、掃除・洗濯・炊事などの家事を代行する仕事です。
普段から家事をしている方であれば、新しくスキルを勉強する必要はありません。また、家事代行サービスのマッチングプラットフォームを利用すれば、簡単に仕事を見つけられます。
さらに、「週に○時間」「週末だけ」など、稼働時間と曜日は、依頼者と調整することである程度自由に決められます。
依頼内容によっては、数時間程度で終わる仕事もあるため、兼業もしやすいでしょう。
アフィリエイト
アフィリエイトは、成果報酬型広告とも呼ばれるインターネット広告手法の1つです。自分のブログやSNSで製品・サービスを紹介し、経由したリンクから購入された場合、報酬を得られます。
文章を書くのが好きな方や、SNSでの情報発信に慣れている方に向いており、ブログやSNSアカウントがあれば誰であっても始められます。
しかし、検索エンジンの上位に表示されるためにはSEO対策が必要です。また、商品の魅力を伝えるためには、マーケティングやセールスライティングの知識も求められます。
さらに定期的な記事の執筆やアクセス数の分析・改善が必要であることから、結果が出るまでに半年程度かかるとされています。
最初は収益が発生しにくいため、アフィリエイトに取り組むのであれば、継続しやすい自分の好きな分野やジャンルなどで発信するとよいでしょう。
プログラミング
プログラミングは、Webサイトやソフトウェアなどの開発に携わる仕事です。休日や週1日で取り組める案件もあるため、サイドビジネスとしても行えます。
現在、あらゆる業界でIT技術が重視されています。それに伴い、IT業界を支えるプログラマーの存在が必要不可欠となっているため、プログラミングスキルは需要が高く、習得することで高収入も狙えます。
スキル習得に時間がかかることや、常に最新の技術や知識を学び続ける必要があることが難点ですが、基礎を身につければ、さまざまな応用が可能になります。
スキル販売
スキル販売は、自分の得意なスキルや知識をオンラインで有料提供します。一例として、イラスト制作や翻訳などが挙げられます。
サイドビジネスとして始めるなら、ココナラのようなスキル販売プラットフォームを利用すると、個人でも簡単に自分のスキルを販売できます。
また、スキル販売は自分のペースで仕事を進められるため、本業と両立しやすいこともメリットです。
サイドビジネスを始めるときの注意点
サイドビジネスは、収入を増やしたり、自分のスキルをいかしたりできる点が魅力ですが、始めるにあたって注意すべき点があります。
ここでは、サイドビジネスを始める際、特に気をつけたい2つのポイントについて解説します。
長期的な目で考える
サイドビジネスは、すぐに大きな収入を得られるとは限らないため、短期間で結果を求めずに、長期的な視点で取り組みましょう。
実績のない状態から仕事を取ることは難しいですが、改善を繰り返しながら継続することで成功へ近づけます。
具体例を挙げると、Webライティングであれば、単価の低い案件からスタートし、少しずつ実績を積みながら、案件を増やしたり高単価の案件を獲得したりすることで、高収入を目指します。
まずは長期的な目標を定め、スキルアップや新しい知識を吸収するための努力を重ねていきましょう。実績を継続して積み重ねることで、顧客からの信頼も得られます。
効率を考える
サイドビジネスを成功させるためには、効率よく時間を使うことが重要です。
本業との両立が必要なため、時間配分をしっかりと考え、負担にならないスケジュールを立てなければなりません。
例えば、通勤時間や休憩時間などの隙間時間では、情報収集や簡単なタスクに取り組めます。
また、自分が最も集中できる時間帯に作業したり、タイマーでメリハリをつけたりすることで、生産性を高めることも有効です。
そのほかにも、作業効率を上げるためのツールやアプリもおすすめです。タスク管理やスケジュール管理にツールを活用すれば、作業時間の短縮や業務の効率化につながります。
このように、効率的に作業を進めることで、作業時間を短縮できます。ほかの業務を遂行する時間を確保できるため、売上アップも期待できるでしょう。
買取大吉ならサイドビジネスとしてFC開業が可能
今回、おすすめのサイドビジネスの1つとして、買取フランチャイズを紹介しました。
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※2023年10月~2024年9月のデータです。
まとめ
サイドビジネスは本業と並行して行うため、時間確保のハードルが高く、迷っている方もいたかもしれません。
そのため、今回は本業と両立できるサイドビジネスをご紹介しました。特に買取フランチャイズはサポート体制が充実しており、スタッフを雇用することでサイドビジネスとして運営できます。
サイドビジネスを検討する際は、今回の記事を参考にしてみてください。