フランチャイズなら低資金で開業が可能?メリットやデメリットは?

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フランチャイズなら低資金で開業が可能?メリットやデメリットは?

フランチャイズ経営で必要な資金は?

フランチャイズ経営で必要な資金は?

フランチャイズ制度を使って経営をしていくためには、「開業資金」と「運転資金」が必要です。自身で起業する場合にも必要な項目ですが、内容が少し異なります。それぞれに関しての費用を把握しておくことで、お金を使うべきところ・極力節約すべきところを把握できるようになります。

開業資金

開業資金とは、開業のために必要な費用を指し、物件取得のための費用をはじめ、さまざまなものにかかります。

開業資金は、文字の通り開業までに必要な費用のことをいいます。例えば、初期費用では以下のような項目が必要になってきます。

新規事業を立ち上げる場合にももちろん初期費用は掛かりますが、フランチャイズに加盟して独立開業する場合は、加盟金や研修費などの契約費用がかかるようになります。

独立開業にあたって少しでも開業資金を押さえたいということであれば、まずは必要な開業資金を細分化して把握し、優先順位を決めていくのがオススメです。まずは独立開業にあたって最低限必要なものは費用をかけて準備し、優先度が低いものは経営を始めてから徐々に揃えても良いでしょう。

運転資金

運転資金とは、開業後に事業を経営をしていくために必要な資金をいいます。

「人件費」「光熱費」「リース料」「家賃」などの固定費と「広告宣伝費」「消耗品」「仕入れ費用」などの変動費にわけられ、どちらも事業を継続していくうえで欠かせないものとなっています。

独立を検討している段階では、どうしても開業に向けた物件の取得や改装費用などの開業資金に意識が向きやすいですが、運転資金をある程度確保しておかないと、事業の継続が難しくなります。

また、フランチャイズ契約の場合は、これらの費用に加えて月々のロイヤリティやシステムの利用料などの支払いが必要となります。

ロイヤリティや利用料はフランチャイズ本部によって金額や方法がさまざまなため、事前にしっかりと確認するようにしましょう。

フランチャイズで開業するメリット

フランチャイズで開業するメリット

フランチャイズ契約で開業するとロイヤリティなどの費用がかかるからと、フランチャイズ加盟せずに独立を考える方も多いと思います。

しかし、フランチャイズ加盟することによって得られるメリットが多いのもの事実です。

ここではフランチャイズで開業するメリットについて紹介します。

本部のネームバリューとノウハウが使える

フランチャイズ加盟の一番のメリットといえるのが、フランチャイズ本部がもっているネームバリューやノウハウを使うことができることです。

独立開業で新しく事業を始める際は、認知や信頼を獲得するために非常に多くの時間と労力、宣伝費用が必要になります。

フランチャイズでは、すでに認知されているブランドが利用できるので、開業当初から集客が期待できます。

また、テレビCMや大規模なプロモーション展開は個人では難しく、そのような試みをグループ全体としてやってもらえるのはフランチャイズ加盟する大きなメリットといえます。

低資金で開業可能

独立には上述した「開業資金」や「運転資金」といった高額な初期費用が必要となります。

自身の資産のみでそれらを賄うことが出来れば問題ないですが、実際にはそのようなことは少なく、銀行から融資を受けて開業する人も多いです。

新規事業ですと、融資を断られる場合も多く、開業自体が難しくなることも珍しくありません。

フランチャイズ契約での開業の場合、本部企業が融資の斡旋してくれるなど、資金面でサポートしてくれることもあります。

そういった意味でもフランチャイズ契約であれば低資金でも開業可能になる可能性が高くなります。

余裕をもって経営することができる

開業してから事業が軌道に乗るまで、経営が思うようにいかない場面もあり、個人でやっているとどうしても不安になってしまいます。

フランチャイズ加盟の場合はそういう場合の過去データやノウハウが蓄積されており、相談が可能な場合が多く、精神的に余裕をもって経営することができます。

経営が上手くいかなくても損失が最小限

新規に事業を始める際に大きな負担となるのが設備投資です。

万が一経営が上手くいかなかった場合、この費用がネックとなり引くに引けず結果的に損失が大きくなるケースも少なくありません。

フランチャイズ契約の場合、必要設備をリースで使用できる場合もあり、軌道に乗るまではリースで賄うことで、リスクや損失を最小限にすることができます。

フランチャイズ加盟でのデメリットや注意すべきポイント

フランチャイズ加盟でのデメリットや注意すべきポイント

自由な店舗運営ができない

フランチャイズ加盟をするということは、加盟本部の看板を背負うことになるため、ある程度本部の意向に沿った運営をしていかなくてはなりません。

また、企業側の指定した商品の納入などもあるため、自分に合う本部を選ばないと、自分の経営理念と異なった運営を強要されることにもつながるため、注意が必要です。

ロイヤリティなどの費用がかかる

フランチャイズ加盟の一番のデメリットともいえるのが、期間毎にかかるロイヤリティ費用といえます。

ロイヤリティ費用は所属する本部によって「定額方式」や「利益の何%分」などとさまざまですが、その費用が負担となって廃業するケースも少なくありません。

「加盟金0円」だけで選ばない

フランチャイズの加盟店募集を探していると「加盟金0円」という企業もあります。

開業資金の節約を考えるとき、加盟金がかからないというのはとても魅力的に聞こえますが、それだけで安易に飛びついてしまうのはかなり危険です。

なぜなら、加盟金の代わりに毎月のロイヤリティが高く設定されていたり、本部から受けられる運営指導やサポートが少なくなることや、有料になることも考えられます。

「加盟金0円」=「総合的なコストがかからない」というわけではなく、結果的にコストが余計にかかる場合もあり、開業後に後悔してしまうこともあるので気をつけましょう。

低資金でも事業が継続できるか

フランチャイズ契約のメリットで、低資金で始めることができると記述しましたが、全てのフランチャイズ本部でそれが当てはまるわけではありません。

特にロイヤリティの加算方法に差が大きく、開業初期には、負担が少なくなるように設定していたり、利益の何%としている本部は低資金でも事業が継続しやすいといえます。

低資金で開業をしたい場合は、その資金で本当に事業を継続できるかをしっかりと吟味し、加入企業と相談しながら決定することが大切です。

開業前の研修や各種申請のサポートがしっかりしているか

未経験で新しい業界にチャレンジする場合、なにを準備していったらいいかわからないことも多く、個人で解決していくのはかなり難しいです。

フランチャイズでは、特別な知識やスキルが必要な業種であってもフランチャイズ本部がしっかり開業をサポートしてくれることも多く、資格などの申請もサポートしてくれることもあります。

また、充実した研修を受けていると、実際に経営していくうえでも安心できますので、サポートの面も必ずチェックしておきましょう。

開業後のサポート面が充実しているか

店舗数をとにかく増やしていきたいフランチャイズ本部の場合、開業までのサポートはしっかりしているが、開業後はほとんど経営者にお任せするという本部もあります。

開業前の研修やサポートはたしかに大事ですが、それだけで順調な経営が続くことは稀です。

経営で問題が起こった際に、本部に相談やサポートしてもらえるかは経営者にとって大きな差になります。

フランチャイズ本部との契約内容によって開業後のサポート内容には大きな違いがあるため、事前にしっかりと準備しておきましょう。

フランチャイズ開業は買取大吉にご相談ください

フランチャイズ開業は買取大吉にご相談ください

買取ビジネスを始めるうえで、不安な点として「適切な査定ができるかどうか」「利益をだし、店舗を続けられるかどうか」の2点がよく挙げられます。

この2点の懸念点を解消するならば「買取大吉」のフランチャイズが特におすすめです。

「買取大吉」では、オンラインによる独自の査定サポートシステムを導入しており、本部に真贋・査定を依頼した商品の売却額を保証しています。

そのため、査定が未経験であっても適切な査定ができ、本部の提示額よりも少ない金額で買い取る事ができればその時点で利益が確定させられます。

また、開業初日から本部のスーパーバイザーが訪問し、店舗で実践的な現場研修ができるうえ、運営に関する困りごとがでても、その都度オーナーサポート部に電話で相談する事が可能です。

開業後も徹底したサポート体制を整えているため、店舗継続率※96.4%と高い数値を記録しています。※2023年10月~2024年9月のデータです。

まとめ

今回は、フランチャイズ契約の開業資金について紹介しました。

フランチャイズ契約であれば低資金でも開業可能というのは、ある意味では正しいといえますが、それはあくまでサポートされやすいという意味であり、総合的な資金が少なくなるわけではありません。

とくに「加盟金0」などの文言には落とし穴がある場合も多いため、しっかりと下調べを行い、開業に向けて万全の準備をしましょう。